2022/04/25
非常用照明とは
ビルやアパートには非常用照明と呼ばれる照明器具がついていることがあります。
どういったものかといいますと、建築基準法で定められた建物について、停電時に一定の明るさを確保して避難するときに安全に非難できるようにするための照明器具になります。
これは消防点検では点検されないものになるので、管理者が気を付けてみていないと故障している可能性があります。
この照明器具の中にはバッテリーが内蔵されており、おおよそ10年程度はバッテリーに充電が可能です。
そのバッテリーも消耗品となりますので、充電ができなくなると交換が必要となります。
写真にあるようにこれは円筒型の少し古い器具になりますが、照明器具の中に赤色のランプが点灯していることがわかると思います。
これはバッテリー交換時期を現しています。
いわゆるおすすめ時期になりますが、しばらくするとバッテリーに充電ができなくなるため、できるだけ早く交換していただくようお願いします。
通常時は緑色のランプがついていて、その場合は正常です。
それが点灯していないとバッテリーが切れていて、停電時に照明が点灯しません。
このランプを確認していただいて、切れていたら交換をしてください。
非難誘導灯もそうですが、火災等の非常時にこういったものが点灯せず建物利用者の方が避難できなかった場合は、管理者責任が追及されることがありますので、建物管理者の方は注意してください。