2022/02/14
給湯器類の品薄状態が続く
去年の暮れからですが、給湯器の供給量がかなり少なくなり、私たち建築業界では死活問題になりつつあります。
新築はもとより、特に現在使用している給湯器が壊れたときのリフォーム工事としては、壊れてしまったのに替えがない、という状態が発生してしまうほどの状況になっています。
これは半導体が足りないため商品が作れないことが原因のようです。
ではこれがいつまで続くのか?
もちろん誰もが答えを知っているわけではありませんので、すべて推測にはなりますが、おそらく年内はこのような状況が続くのではないかと思います。
半導体が海外からなかなか入ってこず、日本国内でも製造しようということで、国も補助金を出して半導体工場をつくれるように斡旋していくようですが、これが進んだとしてもこれから計画して、工場を建て、そこに人員を配置して、となるとどう早く見積もっても年末に工場が完成出来ればかなり早いほうだと思います。
実際は、半導体をつくる工場は規模も大きくなるでしょうから、来年にまたがって建設が進み、ようやく来年のどこかで国内生産の半導体が普及してくる、としてみるのが現実的だと思います。
そうなるとまだまだ厳しい状況が続くのは必至です。
給湯器だけではなく、エコキュートなども同様で、品薄状態が続いています。
これらはおおよそですが10年前後で壊れてくるものですので、もし現在それくらいの年数になっていて、まだ壊れていないが、少し調子が悪いようでしたら、かなり早めに近くの工務店やガス会社に交換をご相談されて給湯器の確保をしてもらうようにご依頼されるといいと思います。
コロナウイルスでこんなことまで影響があるなんて、だれが想像できたんでしょう。
今までの常識が非常識になってしまう昨今ですが、私たちはそういった状況にぶつかっても、変化に負けないように常に新しいチャレンジをしていきます。