2017/04/21
リフォーム工事の目的 (賃貸住宅)
しかし賃貸住宅(アパート)のリフォーム工事をするにあたり、オーナー様の目的は当然ながら傷んでいるところを直してきれいにし、次の入居者に住んでいただきたい、ということだと思います。
オーナー様の多くは工事会社にお任せで、大体の内容は分かっているものの雰囲気作りとかは言われるがまま、という方が多い気がします。
当然信頼して依頼をされることは、業者にとって嬉しいことであり良いことだとは思います。
基本的に業者も頑張って仕事をします。
しかし頑張るだけではだめで、目的を明確に持ってすることが大切です。
室内のリフォームであればただきれいにするだけではなく、どんなお客様(入居者)に住んでいただきたいかか、住んでいただいた場合使い勝手は悪くないか、などを考えないといけません。
弊社の場合、募集店様と打ち合わせをしてその物件はどんな方が入居する傾向があるか、今後どんな方を案内できるか、を聞き取り致します。
それをもとにクロスやクッションフロアなど、色や雰囲気を決める要素を決定していきます。
更にコンセントやテレビジャックの位置など、実際に住んだ場合使いにくかったりしないのか、自分たちが住んだらどうだろう、と考えて位置を変更することも検討致します。
もちろん住んでいただいてから不具合が出ると、退去したくなる要因にもなってしまいますので、漏水や床鳴りなど、そのときの工事内容で、将来不具合が発生しにくくなるように予防として部品を替えたりさせていただきます。
見た目をきれいにするばかりではなく、将来の不具合も減らし、入居者クレームを減らすことに尽力致します。
その時は若干費用が高くなるかもしれませんが、不具合が発生してから修理しようとすると、それ以上の費用がかかるとともに、入居者の方に嫌な気分をさせてしまうということになりますので、長く住んでいただくためにもできるだけ快適に暮らしていただくようにしたいと思い、弊社は空室時にこういったご提案をさせていただきます。
長い目で見ていかにクレームを減らし、快適に長く住んでいただけるか、そんな目的を持って私たちは仕事をさせていただきます。