2022/04/11
相続税対策について
資産を所有されていて相続税対策をしないといけない方にとって、どのような対策が必要なのかわからない、といった声が多く聞こえてきます。
よくある話は、
・所有している土地にアパートを建てる
・店舗を建てる
・保険をかけて相続発生時に保険が下りるようにする
など大きく分けるとこういったことがあります。
どれが選択肢として良いのかは皆様の状況によって異なりますので、正解は一つではありません。
ただ選択肢としてさらに持っていただきたいのが、ご自宅の建て替えまたはリフォームです。
多くのアパートオーナーさんは、ご自宅にお金をかけている方が少ないからです。
せっかく資産を守ろうと頑張っていらっしゃるのに、ご自宅にはそんなにお金をかけずに若干不自由でも慣れているから、という理由でそのままのご家庭が多いのです。
前に挙げたアパートを建てる等の相続対策と比べてのちのち収入が発生するわけではありませんが、他に収入がある、または現金がある方にとっては、ご自宅に費用をかけていただくことは、ご自身、ご家族が快適に暮らせる環境を作るという意味では、とても有用な資産の使い方だと考えます。
建て替えで二世帯住宅にすれば、相続発生時に同居していることから控除も生まれますし(小規模宅地等の特例 宅地の330㎡までの評価を80%下げることができる)、それ以上に快適な空間を作ることで、今後の生活を豊かにしてくれるわけです。
ご自宅を手直しすることで、今後のメンテナンスも楽になり、さらには次の代への苦労も減らすことができるわけです。
もちろん現金を使っていただくことも結構ですし、あえてローンを組んでいただくことも良いのです。
こういった形で資産評価額を減らすことができると、相続税対策となるんですね。
相続税対策でお悩みの方はご相談ください。
税理士と相談のうえで最適な対策ができるように進めさせていただきます。