メニュー

建築士が監修する注文住宅・リフォーム・リノベーション・賃貸アパート・マンションの空室対策、税金対策、相続問題のご相談、管理業務は兜一級建築士事務所にお任せください。

058-322-5963 メールでのお問い合わせ  リンクボタン

兜ブログ

このページのtopページに戻る

2022/03/22

サッシのカバー工法

窓や玄関を新しくしたいと考える方は最近結構いらっしゃると思います。

 

 

ただ、

どのようにできるのか?

施工期間が結構かかるのではないか?

ともお考えになると思います。

 

木造とその他の建物では施工の仕方が異なりますが、今回は鉄骨造、鉄筋コンクリート造の場合でのサッシ交換について細かいところをご説明いたします。

 

 

どちらの場合も、おおよその場合サッシ枠は溶接で取り付けてあることが多いです。

 

↓このような感じ

 

その結果、サッシを取替えようと思った場合、溶接を取ってしまわないと取替えができなくなります。

ただ、それでは困るよね、ということでメーカーもいろいろ考えて、枠を残したままサッシを取り替えられないか、ということで商品を考えました。

 

それがカバー工法といわれる商品になります。

 

 

 

 

この方法で工事をすると1日の中で取替えができるため、夜に窓がない、なんていうことはありません。

 

この方法の利点は

・すぐ工事が完了する

・既存サッシ枠を残したままの作業のため、壁を傷めることがない

・網戸も取替えが可能

 

などが挙げられます。

 

ただし利点ばかりではありません。

 

悪いわけではありませんが、気になる点もあります。

・既存枠を残したまま枠をかぶせてつくるため、窓が一回り小さくなる

・掃き出し窓の場合、窓枠が少し高くなり、つまずく原因となる

・場合によっては今までの雨戸が使えない場合がある

 

こういったことを踏まえても比較的安価に施工できる工事であり、お勧めできるものだと思います。

窓を取り替えるだけで部屋の断熱効果がかなりあがり、快適な空間となります。結露もかなりなくなります。

その結果冷暖房効果が高まり、空調にかかるランニングコストも削減できます。電気代が下がります。

部屋の中をどれだけきれいにリフォームしても、窓が古いままだと残念な感じが否めません。

 

 

分譲マンションでは窓や玄関扉の取替えは、簡単にはできません。

組合での了解がないとできないため、どうしても取替えを検討されたい場合は、マンション全体での修繕計画を立てていただいたうえで進めていただきたいと思います。

 

Copyright© 2017 兜一級建築士事務所. All Rights Reserved. Created by Co., Ltd ABABAI.