2020/07/03
バリアフリー住宅の豆知識
今回はバリアフリー住宅について、お話させていただきます。
現在、日本全体でみた高齢者の割合は4分の1を超えています。
65歳以上の人数で見てみると3400万人です。
70歳以上だと約2700万人でかなり高齢化が進展している状況で、今後もこの傾向が続くとの見方が強いです。
そのような状況だからこそ、今からこの先のことを考えていけないといけません。
まず、バリアフリー住宅とは障害物の無い家という意味で、車椅子や松葉杖でも自由に動きまわることができ、年をとっても安心して暮らすことができる家です。
バリアフリーにするためのリフォームには、床の段差の解消、手すりの取り付け、ドアを引き戸にするなどの比較的小規模なものから、廊下を広げる、水まわりを移動する、ホームエレベーターを付けるなどの大規模なものまで、費用も数千円から1,000万円単位まで幅広くありますので、状況や予算に合わせてじっくりと計画を立て、我が家に必要な工事をしっかりと見極める必要があります。
それではバリアフリーリフォームはいつやればいいのでしょう。
実は、バリアフリーと防犯リフォームは、必要になってから慌てて行う人が多いのが現状です。
その時になって慌てないよう、一歩早めの準備をしておくことが大切なのですが、そうは言っても、将来の全てを見据えて完璧な家作りをすることは難しいものです。
個人住宅のバリアフリーは公共スペースとは違い、これさえやっておけばいいというものではなく、個々の事情によってリフォーム内容が異なります。
中には、将来のためにと、とりあえず手すりを取り付けたせいで、かえって暮らしにくくなってしまった家もあります。
バリアフリーリフォームで大切なことは、今すぐ手すりを取り付けることではなく、いざと言う時に困らないよう、将来の様々な状況に対応できる下準備をしておくことです。
手すりの取り付け位置は、その時の年齢や身体の状態によって、高さ、左右、向きも異なり、また今が右利きだからと言って、将来も右手で手すりを握るとは限りません。
実際に使う時になって利き手の握力が弱くなり、反対側に手すりを付け直したケースや、廊下の両側に手すりを取り付けしたら車椅子が通れなくなり、また外したケースもあります。
では今我が家に必要な工事は何なのか?
まずは年齢に関係なく、赤ちゃんからお年寄りまで安全に暮らせる家にするバリアフリーリフォームのご提案をしますので、我が家の状況と照らし合わせて、私たちKABUTOと打合せを行いませんか。
どれもリフォームの際の小さな工夫で、住まいの安全性を高めることができるものばかりです。
我々も精一杯お手伝いさせていただくので、お気軽にお問合せください。