2017/05/09
マンション等外壁改修工事(タイル貼り)の特殊工法
分譲マンションにお住まいの方や賃貸マンションをご所有のかた、またはテナントビルで外壁がタイル貼り仕上げになっているものをご所有のかたにご案内です。
一般的にタイル貼りの外壁改修工事というのは、ひび割れしてしているタイルを斫り取り、タイルが下地から浮いている箇所は、目地に穴を開け裏側に接着剤を注入してとめていく形で修繕していきます。
タイルの傷みが少ない場合は新築時に残してあったタイルか、近似色のタイルを使用し補修致します。
新築時のタイルが残っている場合は、外壁のタイルとあまり色が変わらないのでいいのですが、近似色のタイルを使うとどうしても既存の外壁タイルとは色が変わってしまい、補修跡が目立つケースが多くなります。
その場合、タイルを改めて焼いて作り直すことが多いのですが、この場合タイル張替え面積があまり多くないことが条件となります。
なぜならタイルの材料費と修繕の施工費がかなり増えてしまうからです。
そこで、タイルの補修面積が多くてもそのまま既存タイルを残して補修できる工法があります。
『ネットバリヤー工法』
という工法になります。
この工法であれば、タイルをはがさず見た目もほとんどかわらず改修ができます。
当然タイルの落下を防がないといけませんが、それもこの工法でクリアできます。
どうしても通常の改修工事よりも費用はかかってしまいますが、工期短縮と見た目の良さを重視されるかたは是非ご検討ください。
下の写真は実際の現場にて施工されたタイル部分の拡大画像になります。
タイルにピンが打ってあるのが確認できると思います。
更にわかりにくいですが、表面に特殊な塗装が仕上げてあるので、光沢があります。