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2023/04/03

鉄骨造の特性を知る

工場は一般的に鉄骨造で作られているものが多いのですが、鉄骨造の特徴を知っていないと工事がおろそかになることがあります。

外壁周りでも断熱であったり、防水であったりと工事はいろいろありますが、鉄骨は暑いと伸び、寒いと縮むという特徴があります。
いわれなくても当然だよね、と思われますが、意外とそういったことを建築工事では知らずに施工する、もしくは知っていても忘れていることが業者によってはあります。
慣れている業者であればまずそういったことはありませんが、慣れていない、または現場監督がよく理解していない、というところもなくはないのです。

 

例えば外壁や屋根から雨が漏れてとりあえず補修を、といって依頼するときに、どういった対応をするのかが当然ポイントとなります。

雨漏れの場合はまずは雨漏れの原因箇所を探します。

原因箇所が発見できた場合には、そこの補修方法を考えます。

ちょっと隙間があるから、といって理由なくシーリング材を多用する会社は気を付けましょう。
シーリング材が悪いわけではないのですが、本当にそれが最適な材料なのかを検討する必要があります。

シーリング材の耐用年数は8年から10年程度です。
それ以後は固くなってしまい、建物の変形に追従してくれずひび割れが発生し、水が入ってしまいます。

シーリングといっても種類や用途が様々ですので、場所に応じた選定をされれば問題ありません。


特に平面(屋根)の箇所にただ一般的なシーリング材を使用すると、数年で切れてしまい、また雨漏れが発生することになります。

屋根が熱いこと、動きが大きいこと、平面であるがゆえに水が入り込みやすいこと、などが原因として考えられます。

シーリング材でも熱に強いもの、追従性がかなりあるものが最近は出回っていますので、部位に応じた選定が必要なんです。

 

防水材も同じ理由で追従性が高いもの、熱に強いものを選定する必要があるのは言うまでもありません。


こういった選定がしっかりできる業者を選んでいただくことが事業者様にとっては大事なことになります。

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