2022/07/11
増築工事をする場合(2)
増築工事をする際に、既存建物が木造であればどのように作るかを検討するだけで済むことが多いですが、
鉄骨造や鉄筋コンクリート造で増築をする場合には、構造計算をしないといけなくなります。
その場合、既存建物の構造計算書や新築した際の検査済証というものが必要となります。
それがないと増築工事をすることはかなり難しくなり、
もう一度確認申請を出して検査を受けるとなると、かなり費用が掛かってしまいます。
当然ながら簡単ではないため、日数もかかってしまいます。
検査済証というのは、時代によっては発行されていない(検査を受けていない)建物もあり、
そうなると増築のハードルはかなり上がってしまいます。
仮に検査済証があったとしても、構造計算書がなくなってしまっている場合は、やはりもう一度構造計算をしないといけなくなるため、別途費用が発生してしまいます。
「増築なんて、建物をつくる費用だけ考えれば大丈夫」
という考えではなかなか難しいのが現状ですので、こういったことを知っていただいたうえでご検討をしていただければと思います。