古いアパート（築２５年以上）では、水道のバルブが各戸にない場合があります。

そんなわけないでしょ？

と思われるかもしれませんが、実際にそういった建物は存在しています。

どういったことかと言いますと、

１階に2戸、4階建ての合計8戸のアパートがあったとします。

この場合PS（パイプシャフト）が建物中央に1か所作られています。

これは給排水管を通す場所で、1階から最上階までつながっています。

給水管が1本で繋がっていますが、

それが各階に1個ずつしかバルブがついていないことがあるんです。

そうなるとどういうことが問題となるのでしょう？

それは、

例えば201号室の工事をしたいと思ったときに、202号室の水も止まってしまうのです。

そうなると工事期間中ずっと202号室の水が使えなくなってしまって

入居者の方が困ってしまいます。

それではまずいので、工事を行う際に私たちはバルブをもう一つ付けられるのであればつけるようにご提案させていただきます。

もちろんかならず取り付けられるわけではないのですが、

今後のことを考えて管理上不都合が無いようにしないといけないので、

できるだけのご提案はさせていただくという感じですね。

古いアパートの給水管に関係する問題はいろいろと出てきますので、

定期的にメンテナンスをお勧めするとともに、アパート管理に知識のある業者さんにご依頼されると、あとあとが楽になるかと思います。