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2020/10/22

店舗の外部断熱材について

今回は少々マニアックな話です。

 

店舗やご自宅で、鉄骨造の場合の断熱材の入れている状態を見ていただこうと思いました。

今回の写真はてんぽ店舗になります。

軽量鉄骨とよばれると間仕切り材で骨組みをつくり、その間にグラスウールの断熱材を充填しています。

 

上下のグラスウールの耳と耳を接着して隙間のないようにします。

鉄骨造ですと熱伝導率がいいため、熱橋と呼ばれる状態が発生します。(熱の伝わりやすい部分が橋のように熱を伝えてしまうこと)

 

最適な環境作りと考えると、外部にも断熱をすることで、鉄骨に熱が伝わりにくいようにしないといけません。

外部を密閉していてすきま風ははいらないので、今回は鉄骨と断熱材の隙間をテープで留めたりはしていません。

しっかりと充填しているため、鉄骨と断熱材の間もほぼなく、空気層が無い状態であれば熱も同じように伝わってくれます。

 

 

コストとのバランスも考えて断熱の方法や種類、どこまで仕上げていくのかが異なってきます。

 

同じものを使用しても断熱効果が発揮できない場合もあります。

 

どういう意図や用途でその部屋を使用して、断熱をしたいのかを考え、より良い方法をご提案させていただいています。

 

今回は新規出店ということもあり、コストをできるだけ抑えての工事でしたので、最低限窓際が暑くなく、寒くなく、という環境が作れればよかったため、この程度での作業となりましたが、もっと空調効率を上げたい、など意図が異なりますと、さらに方法を検討していきます。

 

カフェやレストランなど、居抜き含めて出店をご検討の経営者様は、お気軽にご相談下さい。

 

店舗探しも含めて、デザインからご提案させていただきます。

 

 

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