2018/02/26
投資用収益物件について
ここ2、3年は収益物件(投資用アパート等)の表面利回りが下がってきていますね。
その少し前までは、中部地方では表面利回り10%ないと手を出さない方が多かったですが、今では中古新築問わず5%〜6%台を推移しているようです。
それでも買いが入る現状のようです。
ここまで活発になった理由は、中部地区に関東や関西、はたまた九州からの投資家の方々が収益物件を求めて来ているからですね。
中部地区の地主の方は、先祖からの土地を守ろうとする気持ちが強い傾向があり、よほどのことが無い限り手放さなかったように思えます。
しかし、最近はそれを継ぐであろう次の代の方々が、続けようとしないことが多いため、建っているアパートをそのままにしておいてもいけないということで、地主オーナー様が手放していきます。
そんな傾向が強く出てくるため、市場に物件が出回り、売り買いが発生しているようです。
さて、では収益物件を購入する理由としては何があるのでしょう。
専業投資家大家さんは、やはり利回り重視で購入をされているようですし、修繕もご自身で手配される方もみえるようです。
しかしながら利回りの高い物件は、何かしら問題があることが前提だと思った方がいいと思います。
では低利回りで購入するのは、どういった方なのか?
まずはやはり相続税対策ではないでしょうか。
自分の土地ではないため、立地を選んで購入できるメリットがあります。
そうなると、ある程度目的が達成できた場合、物件を売却することも可能であり、さらには将来的に建物を解体して別の利用をすることも選択肢としては出てきます。
同じ利回りであれば、立地の良いところが売れるのが現状でしょう。
しかしながら実質利回りを考えると、固定資産税分で余分に支払いが発生するので、要注意だと思います。
専業ではないオーナー様は、いわゆる不労所得で回せるようにしないと本業がおろそかになってしまいますので、よい管理会社を見つけることもうまくいく大きな要因になることは、皆さんご存知かと思います。
賃貸経営を副業として考えている方には、簡単そうに見えることでも実は大変なことがおおいのが賃貸経営です。
よくよく学んでいただいて、どこまでを自分自身で行い、誰に残りを依頼するのか、を決めていくことが大切です。
賃貸住宅リフォームは、やはりニーズに合ったものを行う必要があります。
もちろん費用をかけるばかりが良いわけではありません。
最低限必要な工事とともに、入居が決まりやすい部屋作りを考えるのが大切です。
もうすぐ年度末ですね。
3月末までに入居が決まらない場合は、何か原因があるはずです。
原因究明から解決までを私たちは行ってまいります。
4月になっても長期空室状態であれば、一度私たちにご連絡ください。
一緒に問題を解決していきましょう。