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2017/10/20

基礎などコンクリートクラックの補修方法

リフォームの仕事をしていますと、様々なご依頼をいただきます。

 

今回いただいたお話は、戸建住宅に絡む売買の際にインスペクション(建物調査)をして見つかった建物不備を直して欲しいというもの。

 

建築してから9年と11ヶ月の物件で、明らかな瑕疵のあるものでした。

 

屋根裏の構造用金物のボルトが全く締まっておらず、手で回ってしまうようなもの。

換気扇フードの周囲に水が入らないようにシーリングをするのですが、それがなされていないもの。

断熱材の入れ方が悪く、隙間が多くなって断熱効果が薄くなってしまっているもの。

基礎のクラックが多く、少なからず補修が必要になっているもの。

 

当初は建てたハウスメーカーさんが様々な理屈を述べて施工しない方向性だったため、当社に依頼がきました。

最終的にはハウスメーカーハウスメーカーさんが折れて対応することになったそうですが、基本的に『隠れた瑕疵』と呼ばれるものについては20年間、構造上の瑕疵は10年間建築会社が保証しなければなりません。

これは法律によって定められています。

 

今回はせっかく話に上がった上記にある基礎のクラック補修について少々お話しを致します。

 

 

 

上の写真は基礎のクラックに対して、エポキシ樹脂というものを低圧でゆっくり時間をかけて注入しているものになります。

クラックが小さいため、力を入れて樹脂を入れようと思っても入らないため、徐々に入れていくため低圧で行う方法になります。

 

 

施工が終わると上の写真のような感じになります。

樹脂の跡が出るため、隠蔽部はそのままでもいいのですが、表に出てくる部分に関しては化粧など補修をしてきれいにする必要があります。

 

あまり大きなクラックには使えない工法ですが、こういった方法で劣化を防ぐことができます。

 

建物は傷んでいくものです。

 

なので現在の痛み具合がどれくらいかをまず判断することと、それに対してどういった方法が適切な作業なのかを見極める必要があります。

 

特にこういった構造に係わるところは気になりますよね?

 

そんなときはメールでもお電話でも結構ですのでご相談下さい。

たいしたことではないことが多いのも事実です。

 

専門家にちょっと聞いてみて下さいね。

 

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