2017/07/28
リフォーム工事の難しさ
新築工事とリフォーム工事の大きな違いは、やはり既存の建物があるかないかだと思います。
リフォームは以前建てられたものを利用してより良くしていくわけですから、もともとのものの状況によって工事内容が大きく左右されるわけです。
状態が良ければ修理内容も減り、金額もその分減ります。
基礎、柱、など構造部材に傷みがあったり、建物が傾いていたりすると、当然ながらかなりの費用がかかってしまいます。
お客様のご要望にかなうものをつくりたいというのが私たちの想いではありますが、そこには費用のバランスも大切だと考えます。
状況によっては建て替えをお勧めすることもあります。
建物は水平垂直に建てられているものだとほとんどの方が思われているかもしれませんが、建てた当初はそうであっても地盤が沈下して傾いていることもあります。
また、柱はまっすぐ立っていても壁や天井が必ずしも水平垂直になっているかというと、作り方によってそうではないこともあります。
できるだけ水平垂直をとれるように私たちも頑張るのですが、やはりリフォームでは限界があります。
お客様から見て、例えば壁が90度ではなく89度に立っていても気がつかないと思います。
それくらい些細なことではあります。
ただし、私たちの現場ではそれがなんとか90度にならないだろうか、90度に出来るだけ近く直せないだろうか、と苦慮していることがあります。
お客様が気がつかないことも私たち目線でできるだけ直していく、それがお客様に対する当然の対応だと思います。
簡単ではないからこそ、私たちの存在意義があるとも思っています。
なんとなくこうかな、としか思っていなくても結構です。
心配事などがありましたら、気兼ねなくご連絡下さい。
お客様の心配事が解決され、ご要望が満たされるのであれば、それが私たちの楽しみであり、喜びになります。