2017/06/27
ユニットバスのサイズについて
ユニットバスのサイズ表記で、1616 や 1216 などといったものがありますね。
お客様からするといまいちわかりにくいのかもしれません。
どういったことかというと、例えば 1216 というのは、1.2m×1.6mの浴室サイズのものであるということになります。
商品のサイズが1.2m×1.6mですので、当然それ以上大きいスペースがないと設置が出来ません。
ぎりぎりでは据え置きができませんので、おおよそですが1216のユニットバスを入れようと思うと柱の芯から芯までの距離で1.4m×1.8mは必要となります。
リフォームでユニットバスを交換しようと思うと、スペースの制約が出てきます。
木造の場合、天井裏をのぞいたりすることで寸法が測れたりすることもあり、高さもおおよそ検討がつきますし、余裕もあることがあります。
しかし、鉄筋コンクリート造の場合は高さや幅など寸法に余裕がなく、ご希望のユニットバスを入れることが出来ない場合が出てきます。
鉄筋コンクリート造の場合でよくある制約は以下の通りです。
1.室内の高さが足りず、ユニットバスを入れられない、または天井高の低いユニットバスを入れないといけなくなる。
2.室内の幅が足りず、ワンサイズ小さなユニットバスにしないといけない。
3.排水管の配管の都合(排水勾配)で、床の高さを下げることができない。
4.梁があって、梁欠きができる商品に限られてしまう。
5.出入口扉のサイズが、隣接している部屋(洗面所等)の都合で、扉の幅の小さなものしか入れれない。(洗面台や収納が扉の隣にあって、出入口の幅に制約がある)
6.上記のような制約をクリアしようとすると、商品の価格が上がってしまう。
などがあります。
私たちは、鉄筋コンクリート造の建物の場合、できるだけお客様のご要望にお応えしたいと考えて、出来るだけ大きなユニットバスを入れるために解体してから寸法を測り、ユニットバスの発注をかけるようにしております。
ユニットバスは注文してから2〜3週間しないと納品されませんので、工期はその分かかってしまいますが、余裕を見て小さなユニットバスを入れるよりも大きなものを入れることができる可能性があるのであれば入れてあげたい、そう思っております。
もちろん、はやくお風呂に入りたい、工事は短くして欲しいなどというご要望があれば、どちらを優先させるかを打ち合わせさせていただいた上で決めていきます。
リフォームは既存のものがあっての工事になりますので、様々な制約の中、知恵を絞ってプランニングと作業をさせていただいております。