2017/05/30
屋根塗装工事(カラーベスト)のタイミングとは?
屋根の塗装工事といっても、屋根の材料によってタイミングが異なってきます。
今回はカラーベストと呼ばれる屋根材についてお話し致します。
カラーベストは基本的に塗装をしている商品になります。
瓦は釉薬を塗って焼いているので色あせが少ないのですが、カラーベストは単なる塗装品になるのでサイディングの外壁材と同様に色あせが比較的早く出てきます。
下の写真が新品の状態です。
これが色があせてくると下のようになります。
白っぽくなっているのがわかると思います。
こうなってくると、カラーベストが水分を失っており、割れやすくなっています。
カラーベストはそのまま放置すると、ちょっと脚を載せるだけでも割れてしまうときもあるのです。
漏れていない、割れてもいない、色あせ程度は特に気にならない、といってそのままにしておくのはあまりお勧め致しません。
では、いつ塗装したら長く持たせることができるのか?
以下のタイミングが目安になると思います。
1. 築10年から15年経過している
2. 屋根にコケが生えて、それが乾燥して赤くなっている
3. 白く色あせが目立ってきている
4. 棟板金等が色あせて白くなってきている
以上が簡単に判断できる屋根塗装工事のタイミングになります。
ただし、あまり状況がよろしくない場合は、塗装ではまかなえないこともあります。
その場合は、屋根の葺替え等が必要になるので、詳細は専門家に判断していただいた方がいいと思います。
あまり状況が悪くなる前に塗装をすることで、葺替え等もする必要がなくなり、リフォームのコストを削減することが出来ます。
施工時期をあまり伸ばさないようにしてください。