2017/05/15
鉄筋コンクリート造の「爆裂」とは?
どの業界でもそうなんですが、自分たちで使っている言葉はお客様にもわかってもらえると誤解してしまうことが多々あります。
もちろん私たちも同様で、なるべく分かり易い言葉は選んでいるものの、なかには業界用語をそのまま使用していることもあります。
今回は、「爆裂」という言葉について少々説明させていただきます。
「爆裂」とは、鉄筋コンクリート造の壁の中にある鉄筋が外部から水が回ってさびることにより、膨らんで廻りのコンクリートを破壊してしまうことです。
写真を見ていただくとよくわかるかもしれません。
下の写真は、樋の廻りの鉄筋が腐食してコンクリートがふくれあがっています。
さらに酷くなると下のようにコンクリートがはがれ落ちます。
ここまでくると場所によっては落下して頭に当たることもありますので、危険な状態です。
少しでも建物にこのような症状が出ている場合は、ご相談していただいた方がいいと思います。