2017/04/28
所得控除について
今回リフォーム工事とは内容から離れますが、前回の内容で出てきました所得控除について簡単に触れてみたいと思います。
皆さん働いてみえるかたや何かしら収入があるかたは所得税を支払ってみえると思います。
簡単にいいますと、その税金が減る、というのが控除されているということです。(実際には意味は異なりますが・・・)
たとえば、世帯年収年収500万円の家庭があるとします。
500万円がそのまま所得税の対象になるのではなく、色々な控除があって500万円から引かれて、所得税の対象金額が決まり、そこに所得税率をかけることにより税金額が決まります。
サラリーマンのかたは年末調整で生命保険などの書類を提出されている、あれです。
事業者でないかたの一般的な控除は、
・医療費控除
・社会保険料控除
・生命保険料控除
・配偶者控除
・扶養控除
などがあります。
ここにバリアフリー工事を行うと、最大20万円までが所得から引かれ、その分の所得税が下がることになります。
様々な控除を差し引いて、年収500万円の家庭が所得370万円だとしますと、そこから20万円差し引かれて、350万円の所得とみなされます。
その場合の所得税率が20%(平成29年)ですので、
20万円 × 20% = 4万円
この分税金が下がります。
大きいですね。
もちろんもっと所得の多い家庭は所得税率が高いので、その分税金の下がる額が大きくなります。
税金をもっと意識して生活をすると結構お得だったりしますので、「控除」「減税」などというキーワードを耳にした場合は、ちょっと気にとめてみるといいかもしれません。